【長文】7/14と二つの俺の解答日について書く。
一日目だと楽しくてつい二つ目を投稿してしまう彬美弥です。
我らプロジェクト花月の作品で「二つの俺の解答日」という作品があります。
昨日7/14に最新話の第四話「苦しい嘘をつこうとも、終着点はそこにない。」が投稿されました。二つの俺の解答日は現在第五話を作成中です。楽しみにしていただいているみなさん、しばらくお待ちください。
僕も佐取、そして雫として四話に出演しました。そして編集しました。疲れました。誰か褒めてっ!
見た方ならご存知の通り、マイクラとはいえセットが充実していて、OP、EDが半端なくガチな作品です。(自画自賛)
今回は僕から見た「二つの俺の解答日」についてお話しさせていただきたいと思います。
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事の始まりは2015年8月某日都内某所。僕が幼馴染の女子と喫茶店で話した内容です。
その女子と僕は違う学校に通っていて、その学校で彼女は文芸部という部活に入っていました。
彼女は昔から小説を読んだり書いたりするのが好きで、書いた小説をよく僕に見せてきました。
その日も彼女は嬉しそうに自分の書いた本を見せてきました。僕は流し読みして、
彬美弥「こんなん、誰が読むんだよ」
と半笑いでいいました。彼女は少し怒った様子を見せて、
「じゃあこれが学校内の文芸大賞(確かそんな名前の賞)をとったらそうするよ」
と問いかけました。
その夏、僕はある方のマイクラストーリー動画にはまっていました。なのでそのとき軽い気持ちで、
「じゃあこの本、マイクラストーリーで作品化してやるよ」
なんて無責任なことを言いました。
8月末、その本は大賞に選ばれたとの報告が来ました。
とにかく焦った。
9月にしぶしぶな気持ちで人を募集し「その本を作品化させるための企画」として、プロジェクト花月ができました。
それから一年の時を経てその本は作品化され、投稿されました。その本のタイトルは「少年の答えと名前は、二つの空に」といって、マイクラストーリーで「二つの俺の解答日」という名前で投稿されました。
第一話が投稿された時は、「やっとかなえられた!」と発狂しながら喜びました。その女子も原作者として制作に携わっていたので、二人で喜びました。
今振り返ると、
・いろいろな人に謝ったり、バカにされたり
・毎週日曜日の自由を奪われたり
・考え事、悩み事がほぼそっちに行ったり
全部の不利益って自分の無責任な発言にあったんだなぁ~と思います。
現在はそれを代償に着実に進んでいってるプロ花。
でも、あの時の自分がバカじゃなかったら今頃こんなことやってないし、一話ごとの完成がほかのどんなことよりも楽しいと、感じることすらなかったでしょう。
プラスにもマイナスにも「二つの俺の解答日」は僕の要素のひとつです。
そして二つの俺の解答日のおかげでプロ花ができ、プロ花の代表のおかげで絶対にほかにはいない高校生をやってると思います。唯一の存在ってかっこいいね!
二つの俺の解答日は第五話をもって二律背反篇という、大翔や凪の「九月の数日のお話」が終わります。僕らはその合計25名ほどの人間の五日間ほどを描くため、何日、何か月、何年もかけました。それについては自分でも言います。「よく頑張った!」
第五話に向けてですが、まあここまで見ていただいてわかると思うのですが、一番おかしく、そして怪しいのは何を隠そう、彼です。
彼は誰よりも今「失ってはいけないもの」を失いかけています。
ちょっと問題を提起しますが、皆さんもそんな時ないでしょうか?彼は簡単にいうとSFチックなイレギュラーですが、他人の言葉で揺らいだり、周りのいうことがわからなかったり、そんなときに自分に問いかけたり…
多分無駄です。そっちの方が人に迷惑をかけずに済みますが、無駄です。
そんな時に彼女のような破天荒で、空気を読まない、だからこそ大きな波に流され足をひねった自分に手を伸ばしてくれる…そんな人はいませんか?
僕にはいます。僕にいるってことは彼にもいて、みなさんにも多分います。
助けを求める眼で人を見るのは癪でしょうが、悪いことではないと思います。
二つの俺の解答日は全く知らない、異次元の話だと思ったら、結構自分とあてはまることが多い、多分ありきたりな日常の話です。
そのありきたりを多種多様な比喩で提示しているのがこの作品なんじゃないかな?と思いました。
そしてそんな日々に終止符を打ち、これまでなかった非日常へ移るのが五話です。二律背反篇では彼のケースで皆さんと同じ日常を過ごしました。二俺にある、ありえないものを身近なものに置き換えると、彼のケースは皆さんの参考になるかもしれません。
そのせいで劇団企画の代表になったりしちゃうかもですが、それも楽しい日常のひとつです。
そんなことを頭の奥底に入れつつ第五話を見ていただけると嬉しいです。
まあ編集まだなんだけどね。